そこはかとなく書きつくれば - 中島みゆき「愛と云わないラブレター」

唐突ですが、高校の卒業文集に

どんなことを書いたか、

おぼえていますか?

 

私は自由な校風の私立高校出身で、

卒業文集はテーマなしの自由演技でした。

そこで、学校生活の中での

出来事をピックアップして、

そこに合う中島みゆきさんの曲を

一曲ずつ選び、歌の解釈と絡めて、

自分の思いを綴りました。

 

そう。私、高校の卒業文集から

何も変わっていません(笑)。

 

昔から書くことは嫌いではなくて、

小学校の作文なんかも

人より原稿用紙を

重ねていた覚えがあります。

 

たまに書く日記みたいなものを

書いていた時期もあります。

出来事よりも、その時考えていることや

感じていることを中心に、

自分の心を整理するように

書き留めていました。

 

働き始めて、自分の時間が

なかなか取れなくなるとともに

日記を書くことはなくなってしまい、

書く文章といえば、ビジネスメールと、

たまにツイッターへの呟き。

素直に自分の考えたことを、

まとまった文章にする行為からは、

しばらく遠ざかっていました。

 

ほら、ツイッターって、

書いたらフォロワーのタイムラインに

必ず表示されるわけでしょう?

ミュートしていない限り。

あまりつまらないことばかり書けないなと。

センスないなりに、

140字で面白いと思えるような、

わかりやすいネタを書く努力を、

というか、見栄を張っているわけです。

 

そうすると、

ツイッターというのは私にとって、

書いて、すっ、とするような

場所にはならない。

 

でも、もう紙のノートに、

自分しか読まない文章を書く気には、

どうしたことか、全くなれない。

 

 

 

そういったもやもやした状態が

水面下にあって、そんな折、

ブログというツールを

上手くツイッターと使い分けて

表現している人を見つけて、

これは良いなぁ、と思ったのが

このブログを始めたきっかけです。

 

その人のブログは

はっきりしたテーマがあるので、

その話題がひと段落したら

終えてしまうのかもしれませんが、

ツイッターとブログでは、

いくぶん雰囲気が異なっていて、

どちらも継続して読みたいなぁと、

思わせるものでした。

自分も、見習いたいものです。

 

 

あの人だけ

読みとれる言葉散りばめて

心当たりに

そっと触れる言葉散りばめて

・・・

白日のもとに文を書く

 

中島みゆき「愛と云わないラヴレター」