恋歌口ずさみ委員会 - 中島みゆき「どこにいても」
自分の幼い頃のビデオをみると、
とにかくひたすら歌っています。
たまに自作の即興ソングだったりします。
あまり他人の幼児期のビデオを
観る機会はありませんが、
妹は確か、ビデオの中で一度も
歌っていないので、
きっと普通ではないのでしょう。
母のお腹の中にいた時でさえ、
母が歌うとリズムに合わせて
動いたり蹴ったりしていたそうなので、
もうこれは魂レベルの問題のようです。
そんな私ですが、その後だんだんと
言葉好きな文系人間へと育ち、
歌においても、
歌詞の重要度が高まっていきました。
ありふれた話ですが、
片想いとか、失恋の痛手を
引き受けてくれるような歌に
魅せられるところから始まり。
高校の卒業文集では、
お気に入りの歌詞に
実体験を交えて書くエッセイを
書くまでに至り、
その延長線上で、
このブログも始めてしまいました。
先日、自分の古いノートPCを、
東京五輪の
都市鉱山プロジェクトに出すために
データを整理していたら、
すっかり忘れていたものが出てきました。
https://www.1101.com/koiuta/2012-05-16.html
ほぼ日刊イトイ新聞というサイトに、
恋歌口ずさみ委員会という企画が
ありました。
読者の恋の思い出が詰まっている懐かしの曲を、
その思い出とともに募集。
採用されると、ほぼ日のメンバーに
コメントをつけてもらえるというものです。
本当は40代前後くらいの方の青春を
ターゲットにしていて、
当時私は20歳。世代が全く違うのですが、
歌の方はばっちり年代が被っているから
良いかなと思って、
自分の初恋の話を投稿しました。
採用されるとは全く思っておらず、
自分の投稿が記事になっているのを
見たときには舞い上がってしまって、
色んな人に報告した気がします。
今思うと恥ずかしい…(笑)
そして、もし記事が消えたら悲しいので
画面のキャプチャを取っていたのですが、
それが、古いフォルダから
でてきたというわけです。
初恋自体は16~18歳の時のこと、
恋歌口ずさみ委員会に投稿したのは
20歳の時ですが、
27歳になった今、
当時の投稿文を読んで思うのは、
今は書けない文書だな、ということです。
さすがに10年も経ってしまうと、
かなりかわいた記憶になっていて、
こんなに想いを込めては書けません。
まぁ、最後完全に冷めてますしね。
それに、7年の間に、恋愛もそれ以外も
それなりに色々あった後だと、
また違った捉え方になっている。
そういう意味では逆に、
今は今の文章が書けるということかも。
ブログに書いてみようかなぁ。
元気だと噂 嬉しかった
めげたと噂 悲しかった
それだけでも それだけでも
迷惑と言われたら 終わりだけど
中島みゆき「どこにいても」