中島みゆきを聴くときは

良いお年をお迎えください 6th. - 中島みゆき「産声」

もはやこのブログも、年末の振り返り記事を 年一でアップするだけの場と化しております。 特に今年はあまり書く気が起きないまま、 続けてきたこの習慣を失くすのも勿体ないなぁと 賞味期限の切れたもみ海苔をもしゃもしゃと 鷲掴みで食べながら書き始めたわ…

変わっているのは人間の方 - 中島みゆき『世界が違って見える日』

みゆきさんの新しいアルバムが、 3年ぶりにリリースされました。 コロナ禍下の長い沈黙を経て発売された 今回のアルバム、やはりいつも以上に 特別な位置づけになることは必定でしょう。 今回は、近年(と言っても2,30年ですが) には珍しく、歌詞カード…

良いお年をお迎えください 5th. - 中島みゆき「Tell Me, Sister」

自分の1年間を振り返るこの、 「良いお年をお迎えください」シリーズ (なんじゃそりゃ)も、とうとう5年目。 こうなったら10年目まで続けたい。 その頃私は30代も後半。あなおそろしや。 とはいえ既にもう上半期のことなど、 憶えてなんかいられないお年…

良いお年をお迎えください 4th. - 中島みゆき「36時間」

2021年も、コロナ禍の1年となってしまいました。 ワクチンのおかげで、 下半期にはだいぶ動きやすく なったとはいえ、海外には未だ出られず。 社会人になってから、年に1~2回程度しか 行っていなかったけれど、 毎年行くようにしていたのは 行かなくなる…

良いお年をお迎えください 3rd. - 中島みゆき「ランナーズ・ハイ」

2020年=新型コロナウイルス。 そんな一年が終わろうとしています。 コロナ禍の影響を一切受けなかった人が 地球上にいったい何人いるだろうかと思うと、 改めて、その異常さが実感されてきます。 2019年1月3日の記事にも書いたのですが、 2018年~2020年の3…

振り返りのススメ - 中島みゆき「旅人よ我に帰れ」

「日本人 睡眠」と検索窓に入力すれば、 やれ日本人の平均睡眠時間は世界ワースト1だの、 睡眠に悩みを抱えている人が何%だのと、 ネガティブな情報には事欠きませんが、 何を隠そう、いや何も隠せない。 私だって、比較的睡眠には難ありの身。 寝つきが悪…

良いお年をお迎えください 2nd. - 中島みゆき「問題集」

令和元年が終わろうとしております。 個人的に今年は、秋になるとともに、 それこそカチリと音がするかのように 日々の流れが変わった年でした。 本職の方では、配属以来のお客様と並行で 別のお客様の仕事がようやく始まり、 新しい上司とふたり、初めての…

焦点距離は時をも超えて - 中島みゆき「愛だけを残せ」

人を見る時の「焦点距離」というのが、 最近の脳内マイブームになっています。 ちょっと何言ってるかわからない、 と、あなたの中の富澤さんは言うでしょう。 とりあえず、一つ思い出話をさせてください。 小学校6年生の頃に、学年一の「問題児」と 座席の班…

声を出さない日本人 - 中島みゆき「ささやかな花」

社会人になってから、 これまで7ヶ国を訪れました。 なかなか長い休みは取れないので 行先は近場のアジアばかりでしたが、 昨年9月には初めてアジア圏を出て シドニーに行き、今年の6月には アトランタへ、初の海外出張。 海外在住経験があるわけでもなく、 …

3.11の月イチあずまんフォーエバー - 中島みゆき「水晶球」

震災からちょうど8年の昨日。 その日だからこそのネット記事や、ツイート、 ラジオを耳にすると、記録を残さずには 済ませられないな、と、いつもなら下書きを 少し寝かせるところ、浅漬けでの投稿です。 奇しくも今日、J-Wave "JAM THE WORLD" では 月イチ…

ナオさんの命日 - 中島みゆき「二隻の舟」

今日はナオさんの命日です。 もう亡くなってから4年も経ちますが、 命日を意識したことが一度もなく、 これからはちゃんと この日に思い出そうということで、 スマホのiOSカレンダーに 繰り返し予約をしました。 便利な時代になりました。 ナオさんとは、 …

生まれ変わり繰り返す、悲しみとの決別 - 中島みゆき「HALF」

みゆきさん(中島みゆき)を追いかけ始めて 気が付けば、13年。 あ、追いかけると言ってもそれは みゆきさんが歌う世界を 追いかける、ということで、 ラジオに投稿するとか、 ライブの出待ちをするとかは 一切したことがありません。 もし、レギュラー当時…

良いお年をお迎えください。 - 中島みゆき「愛から遠く離れて」

昔から占いは信じる方で、 今は水晶玉子さんのオリエンタル占いを かなり参考にして過ごしています。 この占いは、 生年月日によって全27宿に分けられ、 基本的な性格や、年ごとの運勢がわかります。 書籍を買うと、その年の大きな運勢の流れから、 月単位、…

突っ込んだ話 後編 - 中島みゆき「おだやかな時代」

私の仕事のストレスに端を発して、 上司と突っ込んだ話をした件で、 もう一つ気になる話がありました。 我々の部署は5年目以下の社員が結構いて、 若手の頭数は多い方です。 ただ、課長クラス以上の方々としては ある程度まとまった仕事を ポンと任せられる…

恋歌口ずさみ委員会 - 中島みゆき「どこにいても」

自分の幼い頃のビデオをみると、 とにかくひたすら歌っています。 たまに自作の即興ソングだったりします。 あまり他人の幼児期のビデオを 観る機会はありませんが、 妹は確か、ビデオの中で一度も 歌っていないので、 きっと普通ではないのでしょう。 母の…

誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに - 中島みゆき「野ウサギのように」

恋というものは、人によって千差万別、 また同じ人のする恋でも、その時々で 入れ込み具合など、違うことと思います。 私は時たま、 ものすごく嵌まり込む 片想いってのをやらかします。 で、そういう時はたいてい、 相手の男に影響を受けて、 何かを新しく…

うなされ続ける時代 - 中島みゆき「ベッドルーム」

「ラジオ瀬尾さん」という ネットラジオ番組を、 このところ聴いています。 中島みゆきさんのプロデューサーであり、 アレンジャーでもある瀬尾一三さんは、 様々な著名アーティストの曲を アレンジして来た大御所です。 そんな瀬尾さんの行きつけの カフェ…

そこはかとなく書きつくれば - 中島みゆき「愛と云わないラブレター」

唐突ですが、高校の卒業文集に どんなことを書いたか、 おぼえていますか? 私は自由な校風の私立高校出身で、 卒業文集はテーマなしの自由演技でした。 そこで、学校生活の中での 出来事をピックアップして、 そこに合う中島みゆきさんの曲を 一曲ずつ選び…

宙吊りの旅人 - 中島みゆき「Tourist」

初めて一人旅をしたのは、 大学3年生の春先でした。 行先は、気仙沼。 東日本大震災の被害が、 甚大だった地域の一つです。 ボランティアではありません。 僕はそんな殊勝な人間ではないのです。 とにかく、TVだけで見ていた惨状を、 自分の目で確かめるこ…